傭兵軍 ホバーバイク TORNADO
- guide01
当ガレージキットをご購入していただいたみなさま、誠にありがとうございました。当キットはレジンパーツ28点と比較的組立が容易ですが、真ちゅう線の加工やパイピングによる工作に労力を要することを先に伝えておきます。
このキットは離型剤があまり使われていませんが、万全を期すには洗浄をお勧めします。パーツのバリ(=不要部分。ここではオレンジで着色)をニッパーなどで除去してから洗浄するとムダがありません。左の画像はバリの判断がしにくい部分です。バリのような突起部でも、この画像でオレンジ色でない部分はモールドですのでご注意ください。
小さいパーツは離型剤洗浄液に漬けおきし、大きめのパーツは歯磨き粉&古歯ブラシで洗浄するといいでしょう。
洗浄後、工作に入ります。パーツの接続はなるべく真ちゅう線を使うようにしてください。当キットは原型にガイド穴をあけていますが、複製品では埋まってしまうこともあります。操縦ユニットでは、ハンドルとなる真ちゅう線の穴の位置が重要なので、埋まっている場合は左の画像を参照して穴をあけてください。
横山先生のオリジナルモデルは金属線を多用することも多く、特にトルネイドでは、加工した真ちゅう線などのディテールが一層このメカを引き立たせています。少々めんどくさいですが、ぜひ、苦労を楽しんでいただければと思います。
真ちゅう線はインストにある原寸図を参照して、ラジオペンチなどでゆっくりと曲げてください。長めに切り、曲げたあとで長さを調節するといいでしょう。
ハンドルの先端はアルテコ瞬着パテで埋めておきます。また、左の画像のように、レジンでは折れるのが心配な単純な棒状部分は、真ちゅう線に換装することをお勧めします。ステップ部につながるバー状部分もキットのままでは折れやすく、取り扱いがデリケートになってしまうので、バー状の部分のみを左右ともφ1.5mmの真ちゅう線に置き換えています。
接着し組み立てると塗装しづらい内面を先に塗るとあとあとラクです。塗膜の強さから、レジンキットには暗色系のソフトビニール専用塗料を大ざっぱに筆塗りしています。