シュトラール軍 少将 PZ/M7567 ケーニヒス・クレーテ

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アンテナは瞬着だけで固定すると根元から折れる可能性があるので、軸打ちをお勧めします。

アンテナ基部下のφ1.2mm真ちゅう線は角度決めが難しいので根気よく調整してください。前2本とアンテナ基部との接続は、ピンバイスで穴をあけて接続し、後ろの台形型の真ちゅう線は瞬着パテで固定。硬化するまでの2〜3分間、指でしっかり押さえつけます。

 

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アンテナ類のφ0.5mm真ちゅう線はケガをしないよう切断後に先端を丸めておきましょう。

左側面後部のアンテナ基部は画像のように穴があるほうが表です。右側後部につく同じパーツも穴のあるほうが表になります。

 

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続いてパンツァーシュレック(以下シュレック)。今回のキットで最も工作が難しいところです。

付属のプラパイプ(エヴァーグリーン製φ11.1mm)は各58mmになるよう仕上げますが、余裕をもって各62mm前後で切断しておきます。素材がやわらかいのでカッターで押し回し切りし、筋がついたらポキンと折るといいでしょう。

切断面を水平にするのにWAVEのやすりほう台を利用しました。余談ですが、脚部の原型製作時、0.5〜1.2mmプラ板を積層接着しては断面をやすりほう台で水平にする地道な作業が数日間続きました。原型完成後に1.5mmや2.0mmの分厚いプラ板が発売されたのがショックでした(笑)。

シュレックのふたには裏表がありますので注意してください(画像参照)。

 

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次にシュレックホルダーの下準備です。片側4本を2つのホルダーで保持しますが、シュレックやホルダーの内側は、組立後だと筆やエアブラシが届かないやっかいなエリアです。このため、プラパイプやホルダーは先にサフ処理&暗色塗装してください。

塗膜の厚み対策や、パイプ4本を垂直・平行に固定する際、微妙なズレを修正できるよう、ホルダーの穴はゆるめになっています。砲塔側面の真ちゅう専用ガイド穴と照らし合わせながら入念に仮組し、位置が決まったらプラパイプとホルダーを瞬着で点止めします。

パイプ4本とホルダーの固定は一気に瞬着を流し込まず、垂直・並行になっているのを確認しながら少しずつ点止めするのがコツです。すきまが気になるようでしたら瞬着パテやエポパテで埋めてください。

 

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ここはオリジナルのディテールを追求したい方のための改造術です(組立説明書どおりでも問題はありません)。オリジナルのKKはシュレック先端のふたとシュレックの間に、わずかな溝があります。(後端に溝はありません)。この溝を再現できる方法を紹介します。

用意するのは画像のWAVE製Uバーニアフラット2。下段のいちばん直径の大きいものを8個使うので、陸戦タイプなら1袋でOKです。意外なほど簡単で、シュレックのフタの裏側とUバーニアの底面を接着するだけ。これをプラパイプに押し込むと最後まで入りきらないので溝が表現できるというからくりです。

なお、月面用にする方はこの時点で月面用ホルダーを接続しておいてください(画像は見やすくなるようパイプやふたが塗装前のものになっています)。

 

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シュレックの接続に戻ります。本体側面にホルダー接続用のダボ穴がありますが、穴の位置は適宜微調整してください。側面がまったいらな壁のようだったら、4本の真ちゅう線での接続は簡単なのですが、KKの砲塔は実に複雑なカーブを描いています。それぞれのピンバイスの進入角度によって誤差も生じやすいので、ダボ穴は目安と考え、しっくり来る位置で接続してください。

また、隠し腕は左側シュレックを取り付ける前に接着したほうがいいです。シュレックを取り付けると塗りにくい部分は暗色で塗っておきます。

 

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ちなみに右の4つの砲身と左の4つの砲身は真正面から見ると高さが微妙に異なるのが正解ですが、そのへんはお好みで。

真上から見て、右4つと左4つがきちんと平行になったほうが見栄えがいいです。

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